カウンターでお客様の行動を見ていると色々な事に気づかされるのですが、お椀の中に入った貝類の食べ方もその一つです。
皆さんは正しい食べ方で貝の身を食べていますか?
この記事では間違えがちなお椀の食べ方₍貝類編₎について特に気になったものを紹介していきたいと思います。
お椀の貝類どう食べる?
外食に行った際にお椀で貝類が出た経験がある方は多いのではないでしょうか?
しじみに浅利、蛤など貝類の入ったお椀は良い出汁が出ていて美味しいですよね。
そんなお椀に入っている貝類の食べ方にもちゃんとマナーがあるんです。
間違えがちなマナー3選
今回はお椀をいただく際の間違えがちなマナー3選をご紹介します。
知っている方も多いものかもしれませんが見直すという意味でも、もう一度確認してみてください。
それでは間違えがちなマナーはこの3つ
- 貝の身を取り終えた殻をお椀から出さない
- まとめて外さず一個ずつ食べていく
- 食べ終わったあとのお椀の蓋はひっくり返して閉じない
です。
まず、『貝の身を取り終えた殻をお椀から出さない』という事についてです。
よく間違えている方がいますが、身を食べ終わった後の貝殻はお椀の中に入れたままにしつつ身を食べ進めていきましょう。
お椀の蓋に貝殻を取り出すという行為はNGです。
貝殻を置く事によりお椀の蓋を傷つけてしまう恐れがあるからです。
貝殻入れが出された場合はそちらを使い、ない場合はお椀の中に殻は入れたままにしましょう。
2つ目は『まとめて外さず一個ずつ食べる』についてです。
確かに全部外した方が後々食べ進めやすくなりますが、こちらもマナー違反です。
加えて、先に殻を全部外す方はかなりの確率で貝の殻をお椀の外に取り出しています。
そうなると二重でマナー違反を犯している事になりますので注意したい項目です。
最後は3つ目の『食べ終わったあとのお椀の蓋はひっくり返して閉じない』について書いていきたいと思います。
食べ終わった後のお椀の蓋をひっくり返して蓋を閉じる方がいますがこちらもNGです。
たぶん気を遣われて食べ終えたと判りやすいように蓋を逆向きにして閉じられているのかと思いますが、そうすると蓋の表面が擦れてしまい傷の原因となってしまいます。
器の中には職人の手によって綺麗に絵付けをされている物もありますので傷をつけないよう丁寧に扱うのが良いマナーといえるでしょう。
この項目については貝類のお椀に限ったことではないのですが、貝殻がお椀の中に入っていると特に傷つきやすくなるのでより一層注意が必要です。
まとめ
以上、『覚えて得する貝類のお椀の食べ方』でした。
参考になりましたでしょうか?
お椀の食べ方のマナーは他にも数多くあるのですが今回は特に気になった3つを紹介させて頂きました。
今回紹介した3つの項目で一つでもやってしまっていたなという方はぜひ今後注意してみてください。
そうすることで店員によく思われるだけではなく、周囲の方からの評価も変わると思います。
マナーがしっかり出来ている方はやっぱり見ていて恰好いいです。
私自身もそんな格好いい人間を目指して頑張っていきたいと思います。
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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